2025/12/19

白子川河口から源流へ

 快適な自転車遊びのために個人的にサイクリングロード工事情報を収集し、掲示板とGoogleマップで公開しているが、この冬は例年にも増して工事迂回が多い。平日のロングライドは早朝出立がマストのため、布団からの離脱する勇気と工事迂回の煩雑さが重なり、サイクリングへ出かる気持ちがいまいち盛り上がらない。

 通勤ラッシュ後の時間に出かけて、暗くなる前に帰ってこれる自転車遊びは----。都心の短い川の上り下りしかないじゃん----。ということで、長さは短いが、多くの湧水が注ぐ埼玉と東京の境を流れる白子川に出かけることにした。
 9時半頃に最寄りの駅から白子川河口近くの西高島平駅へ輪行移動。10時半頃、河口からスタートして、12時頃に最上流水源の大泉井頭公園へ到着、その後、最寄りの西武保谷駅から新木場駅行に乗って市ヶ谷で乗り換えで自宅最寄り駅には2時少し前に到着。
 時期が悪く、公園の川底や側壁からの湧水はなく、井頭公園の川は枯れている状態でだった。ここに至るまでの湧水4カ所ではそれなりに湧いていたが、イメージするような大量の湧き方ではなかった。そりゃそうだよね、だって都会の川だもん・・。
 コースデータ作成時に、白子川近くのある地域で500世帯程度で運営している水道事業組合があり、関東ローム層下の水脈からくみ上げた地下水を配っているとの話をネットで知った。そのポンプ場脇には、一般に開放されている蛇口があり、多くのファンが訪れているとのことだった。どんな経緯で200メートルの井戸を掘って水道供給を始めたのか興味が湧水のごとく----。
 帰宅後調べたところ・・・。
 昭和16年、陸軍予科士官学校の職員住宅に井戸水を供給する目的で整備された水道施設が民間に払い下げとなり、現在(一般財団法人)大泉名水会が管理運営を行っているとのこと。
 詳細についてGoogleGeminiに聞いたところ、市販の高級な「国産ナチュラルミネラルウォーター」と同等、あるいは「鮮度」の面ではそれ以上のレベルにあるとのこと。特に「硬度100mg/Lに近い」という特性は、日本人に馴染み深い軟水の中でもしっかりとした味わいを感じさせる、非常に質の高いものとのこと。東京の住宅地からくみ上げられるこの天然水は、安価で配給されているとのことだった。
 ちなみに金町浄水場の高度処理水と比較も聞いたところ、「レベルという点では、安全性はどちらも「日本の厳しい水道基準」をクリアしており同等。 しかし、希少性や「天然の地下水」という付加価値を重視するなら、大泉名水会の方が「名水」としての評価が高いと言える。」・・・だって。こんなことなら寄り道して、一口飲んでみたかった・・・。

YouTube https://youtu.be/eQoc3AZNB5A
GoogleMap https://www.google.com/maps/d/edit?mid=1SGXVTYqi1mLkI4b73EUf2hJci0B9vMw&usp=sharing
Strava https://www.strava.com/activities/16781730781
Relive https://www.relive.com/ja/view/vdORzE1dyKO

都営三田線 西高島駅
白子川下流(写っている川は、合流先の新河岸川)
白子川最下流地点の石標
白子宿と川越街道の案内板

冨沢湧水

冨沢湧水口
稲荷山憩いの森湧水池
稲荷山憩いの森湧水池
清水山の森湧水口
中里泉公園湧水池

大泉井頭公園(源流公園)
上流端 七福橋
西武池袋線 保谷駅





2025/12/11

江戸川河口から外環道側道(国道298号)自転車道を走ってみた。

 三郷のあたりから、湾岸の東関道へ接続する外環道が開通してしばらく経つが、矢切~河口までの外環道わきには自転車道が併せて作られた。現在愛称はなく「外環道側道(国道298号)自転車道」と呼ばれている。しかし、外環道の開通後も、自転車道の方の整備は続いていたが、さすがに出来上がっているだろうと本日どんな感じか走ってきた。
 事前にGoogleMapやストリートビューを頼りにコースデータを作成したが、stop&goが多そうなので電チャリを使用することにした。お昼ごろには太陽も顔を出すようなので、途中の休憩時にコーヒーを飲めればとボトルにお湯を入れ、ドリップコーヒーをかごに放り込み、9時すぎに自宅を出発した。
 Start&goalは江戸サイの瑞穂大橋、江戸サイ(右岸)で行徳橋まで進み一旦江戸川(本流)左岸河口へ向かい、外環道わきに出て併設されている自転車道で北上した。基本的に外環道の両側に自転車道が設けられているが、今回は西側(内回り上り方向)の自転車道を使用。2ヵ所ほど工事通行止めがあり迂回し、京成菅野駅で自転車道はいったん途切れたものの、駅を超えてさらに続いている自転車道は、矢切近くで終わっていた。
 風もなく11時過ぎには太陽も出てきたので、坂川親水広場でコーヒーを入れてまったり休憩。その後は江戸サイ左岸に出て南下し、瑞穂大橋には12時半頃に戻った。外環道わきの自転車道は歩行者道とは分離された自転車専用道だったが、江戸サイを走るときとは違い、爽快感はゼロ・・・。道の駅いちかわに行く以外これといったメリットはなさそう。サイクリストには需要なさそうな自転車道だった。今回も20㎞/hを超えて走った時間が長かったのでアシストも少なく、Highモード走ったが50%程度バッテリーが残っていた。どおりで足が重いわけだ・・・。

YouTube https://youtu.be/fC2S1YcO1d4 GoogleMap https://www.google.com/maps/d/edit?mid=1xBAYYBAvcOt9PtElowTCbPUrQy31nxg&usp=sharing

Strava https://www.strava.com/activities/16709623792
Relive https://www.relive.com/ja/view/vMv8Npe38P6
今井水門と瑞穂大橋
江戸川本流河口(左岸)
江戸川本流0㎞ポスト
江戸川本流0㎞ポスト
野菊の墓の碑
野菊の墓碑
日本の音100選(矢切の渡し)
柳川水閘(日本土木遺産)
柳川水閘(日本土木遺産)
常夜灯公園から対岸を望む(建設中のごみ処理場の煙突が高くなった。)
常夜灯公園から対岸を望む(上流方向)
今回の電気消費量


2025/12/05

仙川 河口から上流端まで

  天気が良さそうなので、今まで出かけるのを躊躇していた仙川を河口から上流端まで走ってきた。出かける気持ちにならなかったのは、上流でうねる流路・・・。流路沿いのトレースがメチャ難しそう・・上流端の位置が分かっているのに・・・。

 そんな時、各地の川の流路を完全トレースしている変人(誉め言葉です。)の動画を発見。すでに作成済みの手元のルートデータと照らしあわせたところ、ほぼ同じコースを走行していた。ということは、おいらも変わり者(^.^; 
 現地合わせでコースを考えていた区間も明確になり、コース近くの東宝スタジオ入口のゴジラの像や、建物に描かれた七人の侍も見たいので、出かける気になった。
 9時過ぎに最寄り駅から輪行、九段下で半蔵門線に乗り換え10時すぎに東急二子玉川駅に。河口から上流に向けて順調に進み、東宝スタジオ入口で記念撮影、ゴジラも七人の侍も昭和29年の作品で、おいらと同じ年の生まれ・・。ゴジラも七人の侍も当時のお金で3億かかったとの話。上流には太宰治や森鴎外のお墓があるので、ここにも寄ろうとしたが、結局入口がわからずあきらめた。家で確認したら、禅林寺の中へもう少し進んでいれば、案内板にたどり着けたのに・・残念。

 厄介な流路もなるべくトレースして上流端に到着、13時半ばに武蔵小金井駅にゴールした。サイクリング後半は曇りとなり、今回も予報は味方してくれなかった。帰路は中央線、総武線と乗り継ぎ、平井駅からはバスで自宅に戻った。ミニベロはバスにも持ち込めるので、中央線の駅がゴールのミニベロでのサイクリングは、このパターン。
 Youtubeにアップされていた仙川トレース動画が役に立った旨コメントを入れたところ、私の動画サイトの登録者だった・・・類は友を呼ぶ…とはよく言ったもんだ。
 仙川は、祖師谷公園を抜けていくので、世田谷一家殺人事件の現場(当時、公園拡張に伴う立ち退き対象の家だった。)を回避してコースを作成したが、工事で迂回をせざるを得なくなり、保存されている事件現場の家の前を通った。さすがに素通りとはいかなかったので、手を合わせた。何とか犯人が早く捕まることを祈るばかり・・・。
YouTube https://youtu.be/OQXBONu0DdU
GoogleMap https://www.google.com/maps/d/edit?mid=1pulOWVFW1N8nLCMy2RSM_-B00a4tpx8&usp=sharing
Strava https://www.strava.com/activities/16653923273
Relive https://www.relive.com/ja/view/vmqXz3GNNoO

東急 二子玉川駅
東宝スタジオ入口
七人の侍の絵(写真?)
東宝スタジオ ゴジラ
この先上流は暗渠だったり開渠だったり。
山王窪の築樋
仙川上流端
JR武蔵小金井駅










2025/11/27

短い川2本の源流まで・・・善通寺川&妙正寺川

  川を遡り、源流まで走ることすでに10年近く・・・。先週、久しぶりに水源からの川下りを行ったが、都内の河川で水源がわかっているのに走っていない長さが短い川を2本(善通寺川と妙正寺川)まとめて走ってきた。

 午前午後でそれぞれ一本づつ走ることとして、まずは善通寺川。神田川に合流する河口部分は中野富士見駅近く、通勤ラッシュも収まる9時過ぎに最寄り駅から輪行状態のミニベロをかかえてスタート地点まで移動。乗換駅の新宿3丁目駅まで座ることはできなかったが、邪険に扱われることもなく乗り換え後の丸の内線方南町駅電車では座ることができた。
 10時過ぎに中野富士見町駅スタートして数か所の工事個所を迂回しながら水源池を経由して上井草駅には11時半ごろに到着。いったん自転車をたたんで、妙正寺川河口近くの高田馬場駅まで移動。
 混みあう駅前で自転車をセットアップして神田川に合流する妙正寺川吐口へ13時前に移動。一時間ほど川沿いを走って水源池へ、その後西武井荻駅にゴール。両方合わせて30㎞に満たない距離だったが、思いのほか時間がかかり自宅に戻ったのは15時半過ぎとなった。なんとなく、せわしないサイクリングだったので、今後は短くても一日1コースがいいかなぁ。
 GoPro12を胸前に付けて撮影したが、若干下向きで空の広さが感じれれなかった。次からはモニタリングして水平が出るようにして撮影することにする。
【善通寺川河口→水源】

【善通寺川遡上】





善通寺公園上池
【妙正寺川遡上】



妙正寺川水源吐口


水源の妙正寺池



白子川河口から源流へ

  快適な自転車遊びのために個人的にサイクリングロード工事情報を収集し、掲示板とGoogleマップで公開しているが、この冬は例年にも増して工事迂回が多い。平日のロングライドは早朝出立がマストのため、布団からの離脱する勇気と工事迂回の煩雑さが重なり、サイクリングへ出かる気持ちがいま...