しばらく走っていない武蔵水路を経由して利根大堰まで荒川河口(右岸)から走ることにした。羽根倉橋先も右岸を使用する予定だったが通行止めだったので、左岸を走行し榎本牧場先から右岸に戻り、武蔵水路へのアプローチ(糠田橋)まで、荒川から大きく逸れるサイクリングロードから外れて初めての道を走行してみた。今回、外れて走る場所には堤防の堤外地(いわゆる流水側)に居住する集落が2か所存在しており、その地をこの目で見てみることも目的だった。
荒川は河川改修が幾度となく行われ、その度に河川敷となってしまう地域に取り残される集落が発生しており、自主的又は強制的に堤内地(堤防によって守られている地域)に引っ越しすることを余儀なくされるのが通常の流れとなっている。西遊馬など複数個所に2011年当時調査において、羽根倉橋上流に6か所の居住地が点在しており、特に横堤(増水時に流速を減ずるために川の流れに対して直角にせり出した堤防)に沿いに移転して集落を形成した古名新田集落と明秋集落に興味が湧いたことから、この2集落地を経由して走行した。なお、他の4か所は住宅が残っているものの、住まいではなく農業器具の倉庫や店舗としての使用が続いているようだ。サイクリストに人気のかき氷屋さんやレストランが西遊馬の堤外地には存在している。(2か所の堤外地の話については、goo blogに別途記載)
今回も早朝出発としたので、ゴール近くで37℃を記録していたものの、暑さによる問題は生じなかった。特に武蔵水路沿いの「さきたま緑道」がほぼ木陰であったので非常に助かった。