2021/08/26

匝瑳・旭の戦争遺跡巡り

 太平洋戦争末期、米軍の本土上陸を見据えて、千葉県の各所には多くの飛行場やその関連施設、トーチカ等が建設されました。現在でも、これらの施設の一部が残っており、館山では戦争遺産の見学ツアーなどが催されています。九十九里海岸においても多くの飛行場や関連施設がありましたが、今回は匝瑳・旭地区の掩体壕(えんたいごう:空襲から飛行機等を守るため、カモフラージュされた保管庫)をメインに巡ってきました。

 自宅近くの新小岩駅から5時台の電車で総武本線飯倉駅まで輪行移動し、匝瑳・旭の掩体壕や旧海軍香取航空基地跡などを巡り、そこから利根川を越え特攻兵器「桜花」の訓練が行われていた 鹿島の神之池海軍航空隊跡へ向かい、鹿島神宮駅から帰宅するコース。

飯倉駅には7時過ぎに到着し、動画撮影の準備を済ませ7時半前に出発。今回のコース近くの天狗党と水戸藩諸生派の争いで、亡くなった藩士を祀った脱走塚に寄り道。

 その後順次、掩体壕や慰霊碑を巡り、鹿島の桜花公園(旧神之池海軍航空隊跡)の掩体壕によって鹿島神宮駅には11時40分頃に到着。次発13時20分の出発待機電車の冷房の効いた車内でコンビニで買ったパンで昼食をすませ休憩。結局人と話をしたのは、コンビニのお姉さんに「袋入りません」と発した一言のみでした。めっちゃ3密防止・・・。

 今回巡った海軍香取航空基地からは神風特別攻撃隊が出撃し、神之池海軍航空隊では、桜花の搭乗員の訓練が行われ、戦地に赴いているとのこと。個人的には右でも左でもないので、歴史の産物として、古墳や廃線駅跡と同様のレベルの軽い気持ちで今回計画を立てましたが、いろいろ考えさせられる遺跡めぐりでした。
 


































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